シーランドが国ぢゃないなら、ラピュタも国ぢゃないよね


シーランド公国をなぜどの国も国として認めてくれないのか。
それは、国際法上の国家成立の大きな要件のひとつとして領土がないかららしい。
この領土とは島または大陸の全部または一部であるそうな。

んで、海洋法に関する国際連合条約では、「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるものをいう」んだってと。

シーランド公国を独立国家として承認する国・政府が現れることはなかったため、事実上は国際的には国家として扱われていない。国際法上の国家成立要件には争いがあり(モンテビデオ条約 (1933年)参照)、宣言的効果説に立てば成立の余地もあるが、創設的効果説では成立の余地はない。

国際法上では国家成立の大きな要件のひとつとして領土をあげており、この領土とは島または大陸の全部または一部であると解されている。そして、海の憲法と呼ばれる海洋法に関する国際連合条約では「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるものをいう」としている。そうなると、自然に形成された陸地ではないシーランドは「島」ではなく、もちろん大陸の一部でもないため、シーランド公国国際法上でいう領土を持たないこととなり、国家成立の要件の大きな点を欠いているということになる。

wikipediaより引用

つまり、自然に形成された陸地でなければ領土として認めず、領土がないのであれば国ではないということらしい。

でもこれって、この縛りで行くなら、浮遊大陸(ラピュタ)とか、海底都市(バイオショック等)、地底国家(ドワーフ)は、全部アウトになってしまうような気がした。

これらは、自然に作られたものでもなく、海底都市は満潮だろうが、引き潮だろうが、海に沈んでいる。。。

なんてこった。
よくSFにでてくるこれらの国々は国ではなく、自称国家だったというのか。


「君たちはラピュタ王の前にいるのだよ」
ダウト。
ラピュタは国ではない。だから、国王でもないはずだ。だから、これはうそっぱちですね。気でも狂ったかといった将軍は正しかったわけだ。


「ここからは王族しか入ってこれない」
コレもおかしい。
ラピュタは浮遊したときから自然に形成された陸地ではなくなっているので、国ではない。
だから、あえて言うならば、旧王族ではないだろうか。

将来スペースコロニーやら、ルナシティができるようになれば、この定義の見直しがされるだろう。
そしたら、領土 == 島 の縛りがなくなると思われる。
そうなれば、シーランドも、ラピュタも、海底都市も、地底都市も、全部独立国として扱われるのではないだろうか。

彼らはあまりにも新しすぎたのだ。。。