激戦を描いた戦争映画を見よう

激戦を描いた戦争映画をみたいということでレンタルして見ている。

今のところ、激戦を描いた戦争映画として、面白かったのは次の作品だ。

二百三高地
ズールー戦争
レッドクリフ(後編)
グローリー

激戦を描いた戦争映画とは

激戦を描いた戦争映画とは、以下の条件をすべて満たす作品である。

1.呂布はいないこと。

俺強ええええ的な主人公がいないこと。
呂布や舩坂弘やルーデルとかみたいな規格外軍人が大暴れするものはいらん。
アニメでよくある俺強えな主人公や、一騎で無双する戦艦とか、自動回復(オートリジェネ)を備えた軍人とか、そういうのはお腹いっぱいです。


例えるなら、ファイアーエンブレムではなく、Age of Empiresのような戦い。
マクロスではなく、銀河英雄伝説のような戦い。
特殊部隊ではなく、総力戦を描いた戦いがみたいのです。


2.全力対全力の戦場にスポットがあたっていること。

ある兵士の恋物語とか、悲惨さとか、兵士一人にスポットを当てるわけではなくて、激戦の最前線を描いている映画がみたい。
ガンガン戦って、どんどん破壊して、爆発して、倒れて、死んで行く、そんなリアルな激戦がみたい。
(そんなの予算ないとできないからからこそそれが見たい。)

また、建物の中がメインだったりとか、戦場以外にスポットがあたっているものはいらない。
あくまで見たいのは、全力対全力、国家対国家の力の応酬がみたい。
数日のうちに、膨大な人命と国家財産が消滅しまくる、そんな愚かな激戦がみたいのです。


作品詳細

二百三高地


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日露戦争の激戦地203高地を描いた作品。
戦いの本編の前に、前と後ろでどうでもいいドラマパートが入るけど、スキップして見れば問題ない。
機関銃もった要塞に無謀な突撃をかまして、無残に死んでいく日本軍が見どころかな。
私達の祖先は実に愚かな戦いをしたものだ。
今なら、航空支援で要塞にダメージ与えられるんだろうけどね、、まだ飛行機がない時代だからなあ。
civでもまず投石機やカノン等で要塞にダメージを与えてから突撃すると、つー助教授にならわなかったのかね。

ズールー戦争


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南アフリカあたりにあった、ズールー国と英国との戦いを描いた作品。
近代軍の英国赤服と中世ぐらいのズールーの戦士が戦って、ズールーが勝ってしまった初戦を描いている。
英国が無断していたことと、装備の質で負けているなら数で押すしかないよね先方を取ったズールー。
とても見どころがある戦いを描いている。
これも前半にドラマパートがあるがそれは適当にスキップすればok。
これ、英国の装備がライフルじゃなくて、機関銃だったら、結果は変わっていたのかな?そうなると、エイリアンのタレットガンみたいになるのかもしれないけどね。技術の進歩ってすごいですね。

レッドクリフ(後編)


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三国志でお馴染みの赤壁の戦いを描いた作品。
レッドクリフは前編(1)と後編(2)に分かれていて、前編は戦いに至る過程を描いただけのゴミなので、後編だけ見ればいい。
最初に孔明の十万本の矢のシーンとかちょっとしたドラマパートがあるのでそこはスキップすればいい。
中盤以降はひたすらドンパチ戦っているだけなので実に見どころがある。

グローリー

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アメリカの南北戦争を描いた作品。アメリカ初の黒人部隊の奮闘を描く。
後半のワグナー要塞攻略作戦の戦いは見事だった。
前半のヒューマンドラマもけっこう面白い。

見たけど微妙だったもの

たくさんある。
惜しかった作品だけを上げるならば、以下のとおりだ。

300

300人のスパルタ人対ペルシアの戦い(テルモピュライの戦い)を描いた作品。
娯楽映画として脚色しまくりかなあ。
また、300人のスパルタ人ということがあり、俺強え感があるので、激戦を描いた戦争映画の条件(1.呂布はいないこと)からボツになった。

ブラックホーク・ダウン

アメリカ特殊部隊を描いた作品(モガディシュの戦闘)。戦闘シーンはみごとなんだけど、装備の差がありすぎて、同じく俺強え感があるので、激戦を描いた戦争映画の条件(1.呂布はいないこと)からボツになった。

U-571

第二次対戦でドイツ軍のエニグマを奪取する特殊任務描いた作品。ほとんどが潜水艦の中で繰り広げられる戦いなので、激戦を描いた戦争映画の条件(2.全力対全力の戦場にスポットがあたっていること。)からボツになった。

地獄の黙示録

キルゴア中佐を見るためだけの作品。装備の差ありすぎて俺強えだし、キルゴア中佐以外は特殊任務だし、激戦を描いた戦争映画の条件1,2の両方から没になった。 朝のナパームは最高なんだけど、仕方ないね。

同様に、ハートマン軍曹を見るためだけの映画、フルメタルジャケットがある。

アレキサンダー

アレキサンダー大王の生涯を描いた映画。戦いのシーン(ガウガメラの戦い)もあるけど、大王の生涯がメインなわけで、スポットは戦場ではない。そのため、激戦を描いた戦争映画の条件(2.全力対全力の戦場にスポットがあたっていること。)からボツになった。

戦国自衛隊

現代兵器vs戦国武士だからね、激戦を描いた戦争映画の条件(1.呂布はいないこと)からボツになった。

人が死にまくる激戦の映画なんか見て面白いの?

超面白いです。
国家同士の威信をかけた殴り合い、全力対全力の戦いがつまらないはずがありません。
そして、何より人の愚かな行いを知ることは大切です。

仮に史実を元にしないフィクションの戦いだったとしても、戦争が究極の消費活動であることにはかわらないです。
ただ、戦争は壊すだけで何も生み出さないからね。

ただし、戦争に勝つためを目的にしたテクノロジー開発は素晴らしいものがあります。それが民間転用されて、みんな豊かになれるからね。だから、戦争に勝つためだけに血眼になってテクノロジーを研究開発したけど、話し合いで解決されて、実際には戦争は起きずに、民間転用されるだけが一番の理想ですね。
話し合いで解決できる有能なリーダーを持ちたいものです。

「実際に戦争なんかするんじゃない。兵器が壊れてしまうだろう。」 という軍事板の名無しさんの言葉をよく覚えておくことです。

他にあったら教えて

他に激戦を描いた戦争映画があったら、教えてください。
陸戦だけではなく、海戦とか、空中戦とかを描いた作品も見たいなあ。

おながいします。