よりよいテストケース作成のために
先ほど作ったテストケースを再度実行してください。
テストが成功したと思います。
もう一回実行してください。やはり、テストは成功したと思います。
実はこれすごく重要なことです。
テストは何度実行しても成功しないと意味がありません。
たとえば、Webアプリなどで一度登録すると同じ名前では再度登録できないケースがあります。
この手のアプリのテストを作成するのは少し大変です。
多分、次の2つの方法のいづれかを取る必要があると思います。
1.ユーザー登録を抹消する隠しプログラムを作って仕込んでおく。
テスト前にこのプログラムを実行しテストユーザーを削除するようにする。
2.データベースをリストアするプログラムを作ってどこかに仕込んでおく。
テスト前にこのプログラムを実行しデータベースを初期化してからテストを実行する。
どちらも危険なプログラムです。特に2の方法は本番サーバでは絶対に実行できません。
テストサーバ(VMWare 上で構築したテストサーバをお勧めします)を構築しその上でテストするようにしましょう。
ヒント:
Selenium IDE 経由でデータベースをリストアしたい場合は、リストアするCGIを作成し open コマンドで実行するぐらいしか方法がないかと思います。
テストケース毎にクリアするのも時間がかかりますから、テストスイートの順番等を工夫してリストアするなどの工夫が必要になると思います。