引越ししたので未来なお部屋を作ってみた。


年の瀬に引越ししたので、部屋の再構築を行った。
コンセプトは快適に引き篭もれる未来の部屋。
その紹介をしたいと思う。

図面


一部省略の図面、古い建物なのでちょっと広い。
10m2 * 2部屋ぐらい。



何度か検討を繰り返してこの形式に落ち着いた。


カーテンを100インチのディスプレイにしてみた


カーテンレールに100インチのスクリーンを釣り下げてみた。
カーテンが支えられるんだから、100インチのスクリーンぐらい支えられるだろうという発想。


カーテンレールに入れるのにLANケーブル用のマーカータイを使ってみた。
束ねれば結構強固である。



スクリーンの後ろは黒塗りされているので裏写りはないと思うけど、念のための裏写り防止のためと、昼間でも投影できるように暗室を作りたかったので、暗室用のブラックカーテンを後ろに引いている。


プロジェクターはNECの NP-U310WJD 短焦点プロジェクターを使ってる。
近距離で100インチoverの画面を出せるのが魅力。
スクリーンの前にある白いのがプロジェクタ。30cmぐらいしか離れていない。



部屋を暗くすると、迫力ある映像が楽しめる。




windows media player の視覚エフェクトも100インチの画面で投影すると、迫力があってかっこいい感じになる。

音声認識

自宅のほとんどの家電は自作の音声認識システムで連動している。
音声で命令するだけで、電気のON/OFF エアコンの管理、コタツの電源入れまで何でもできる。



リモコンを手元においておかないで済むので、リモコン何処行った問題から解放される。
また、声で言うだけでよいので非常に楽だ。
電気を付けたい時だと、暗闇でリモコンやスイッチを探すといった苦行から解放される。
空調の管理からプロジェクタの設定まで、大抵のことはベッドの上で横になりながらでも出来てしまうのが最大の特徴だ。



声を拾うために集音用のマイクを2つ設置している。


認識は学習リモコンのi-remoconを自作の音声認識プログラムで制御して行なっている。
音声認識プログラムはgithubで公開しているので興味があれば是非。
https://github.com/rti7743/kaden_voice


進化した音声認識は魔法と区別がつかない。

特技:イオナズン

タツ


冬といったらコタツ
このコタツは電源を USB制御の電源タップ(ヤフオクで3000円だったよ)で制御している。
また、コタツに入ると、100インチのディスプレイの前に来れるので、またーり鑑賞モードには最適。
USBのキーボード+マウスも置いているが、ノートPCも設置しているので、リモートデスクトップすることも可能である。



160cmの長机を利用している。
フルHDの液晶2つ以上ならべても余裕があるのが素敵だ。


キーボードは FILCO キーボード
カニカルでカチャカチャ音を立てるキーボードだけどそこそこ打ちやすくて、気に入っている。
かな文字なのは、「かな入力派」だからw
液晶は、メインが三菱の液晶
サブが BENQ の液晶
同じものにしたかったんだけど、三菱の液晶高い・・・。

ベッド


ベッドには液晶をアームで吊るしている。
もう8年ぐらい使っていて信頼のある構成だ。


液晶には、VESAマウント(アームが取り付けられる)液晶でフルHDで最も軽かった エイサーのディスプレイを使っている。
軽い液晶だと、VESAマウント出来なかったりするので、ちゃんと調べて買わないと泣く(泣いた)。
最初に吊るしたのが、17インチのEIZOのディスプレイでそこから数年で解像度は倍近くになり、重さは半分になった感じだ。


アームは8年前に買ったのでよく覚えてはいないが、、、アルファテック社のものを使っている。
液晶を下向きにできるアームなのが特徴。
当時はアームが殆ど無かったが、いまだといろんなアームがあるので検討してみればいいのではなイカ



また、低反発枕には、スピーカーを入れていて寝ながら音声が楽しめるようにしている。


マウスには、ベッドの上でも使えるワイアレスマウスを使っている。
ベッドの上でかってに転がってポインタが進まないように、手で持たないとポインタがすすくないようにはなっている。
ただ、マウスホイールが緩くて微妙なのと裏蓋が取れやすいのが問題点。
また、ベッドからの落下で電池が外れて転がったりと以外と弱い。
ベッド上コンピューティングというジャンルは発展途上だと思うので今後に期待。



ベッドからそのまま100インチの画面を眺めることもできる。


照明や空調の管理は先程の音声認識で行なっているため、ほとんどをベッドの上で行うことができる。
そこで問題になるのが、ひたすら寝たきりの生活になって腰痛を患ってしまうことだww
これに対しては、ちょっと高いけど、テンピュールのマットレスを導入してカバーしている。
オフ会でテンピュールのことを教えてもらったのだが、値段は高いがかなり快適だ。

天井にプロジェクターではダメなのか?

この話をすると天井にプロジェクターで投影すればいいのでは?という話しをされるがこれは良くない。
天井は中央に設置されている電気の関係で投影面積はかなり狭いのだ。
さらに、ベッドから天井までの距離を考えると、かなり大きめに投影しなければブラウザの文字を読むことはできなくなってしまうだろう。
さらに言えば、プロジェクターは天井に向かって投影できるようには設計されていないので、いろいろ工夫をすることになると思われる。
そーゆーことを考えると、やはりアームで液晶を吊るすという構成が最も適していると思われる。

クローンディスプレイ



机の上のディスプレイ2つはベッドの上のディスプレイとプロジェクタへとクローンディスプレイを行なっている。
PCにはグラフィックボード2枚刺しで、それぞれにクローンの設定をしている。


DVI分配機も検討したが、ディスプレイの電源がオフになっていると画面の表示が乱れたりしたのでボツにした。
やはり、普通にグラフィックカードを足してクローンディスプレイするのがトラブルも少なく安上がりでいいと思う。

PC


この環境を支えているのが隣の部屋のメタルラックにおいているPC。
青いのがメインPCだ。
うちには、メインPCとノートとストレージサーバしかない。PC何台持ってる?には1台と答えられるというとても健全な環境だ。



core i7の一般的なマシンに SSD 512GBをさして使っている。
512GBあるとVMを何本も入れたり、コンパイル時中間ファイルの容量なんかも気にしなくても済むので便利だ。
SSDでディスクが早いので作業も快適であり、おすすめしたい。
バックアップは dropbox とストレージサーバで行なっている。



PCには、グラフィックカード2枚さしていて、それぞれのケーブルは、机の上のディスプレイとベッドの上のディスプレイ、プロジェクタに向かっている。
USBはハブに向かうケーブルが2つだけ。
USBハブは長机の足元にあるこのとベッドの下においているものになっている。

ストレージ

ストレージには、3T*6台のハードディスクを積んだ ubuntuマシンを使っている。
障害が起きた時に泣きたくないので RAID を「採用していない」。
家庭用NASで最も大切なのは、サービスの持続性ではなく、「データが消えないこと」だと考えている。
このへん詳しくは次回。

ネットワーク


インターネットへのアップリンクには wimax を利用している。
wimaxは契約に寄って2台まで機器を切り替えながら利用できるため、家でwimaxルータ、外に出てもノートPCのwimaxで料金そのままで通信できる。
AtermWM3500R wimaxルータだとクレードルをさせば イーサケーブルを刺すことができるので、有線LANとwimaxを接合するのに役立つ。



wimaxは室内だと速度が出ないため、窓際、カーテンの後ろに設置している。
速度はニコニコ動画が普通に見れる程度の速度が出ているためこれで満足している。


wimaxルータ自体がwifiも提供してくれるため自動的に自宅はhotspot化している。
ただ、wifi経由だと大規模なデータを送受信できないため、PC間は 1Gイーサで繋いでいる。


なのは映画 1stは名作なのでみんなでみましょう

まとめ

引越しに伴い部屋を再構築した内容を書いた。
合理的なテクノロジーを満載した部屋ができたと思っている。
特に音声認識のおかげでリモコンの存在を忘れられるようになったのが嬉しい。
現在、SFにでてくるような、管理コンピュータシステムの開発を行なっていって、コンピュータを意識しないコンピュータシステムみたいな、そこにいるのが当たり前で生活に溶け込んだ、空気のようなコンピュータを目指していきたいと思う。



おしまい。


(追記)
これから、一年の研究開発を得て、誰でも音声認識で家電が操作できるガジェットを作りました。
音声認識で家電を操作するフューチャーホームコントローラーについて